髪のクセをコントロールして梅雨を快適に

5月のさわやかな気候もそろそろ終わり、梅雨が近づいてきました。この時期に気になるのが、髪の「うねり」と「広がり」。朝どんなに頑張ってセットしても、外に出たとたんにうねりや広がりが出てしまうと気持ちも滅入ってしまいますよね。今回は、そんな梅雨の時期を快適に過ごすためのクセ毛のケア方法をご紹介します。
クセやうねりの原因とは?
クセ毛とは基本的に、生まれつき(遺伝的に)直毛でない毛髪のことをいいます。大きくうねるようなクセや、コイル状にねじれたクセなどさまざまなタイプがありますが、毛根の下部(頭皮内部)にある毛球が「いびつ」「ひずみ」「小さい」など、毛髪がつくられる部分が楕円状やひずんだ形になり、クセ毛になります。また、加齢とともにクセが強くなったり、クセがなかったのに出てくることがありますが、これは、毛髪の内部構造が偏ることが一因。毛髪内部のコルテックスというタンパク質に、水を吸い込みやすく毛髪形状が崩れやすい部分と、水を吸い込みにくく毛髪形状が崩れにくい部分ができ、その性質の差で髪がカーブしてうねりとなって表れます。
梅雨の時期はなぜ髪がうねって広がるの?
毛髪が濡れているうちに三つ編みをしたり、カーラーを巻いて乾いてからほどくと、髪に形がつくのを経験したことはありませんか?これは毛髪内部の「水素結合」という反応を利用しています。水素結合は、乾いた状態では強くはたらきますが、水分の多い状態では切れやすい結合です。髪を湿らせてブローやアイロンをすると、髪が伸びた状態で水素結合が働き、髪がおさまりますが、梅雨時期の湿気の多い状態にさらされると水素結合の一部が切れてしまい、クセやうねりが出てきます。髪の内部構造が偏った「加齢うねり」は湿気による影響をより受けやすいため、さらに髪のうねりが強く出てしまいます。
また、キューティクルが損傷していたり、毛髪内部に空洞が多くある状態だと、一層内部に水分が入り込みやすく、湿気の影響を受けやすくなります。
湿気による髪のうねり・広がりを抑えるには
梅雨時期のうねりや広がりを抑えるには、水分が毛髪の内部に入り込む隙がないように、内側と外側から髪を整える必要があります。つまり、毛髪内部への水分の通り道であるキューティクルをしっかりと整え、内部への過剰な水分の侵入を防ぐことと、毛髪内部に空洞を作らないようにして、なるべく湿気に左右されにくい状態にすることが重要です。
①シャンプー・トリートメントでケアする
内部に空洞のない健康な毛髪のためには、毎日のシャンプー・トリートメントがとても大切。自分の今の髪の状態に合わないシャンプーを使っていたり、洗い方が間違っていたりすると、知らず知らずのうちにダメージを与えているかもしれません。
まず、シャンプー前にはお湯でしっかりと汚れを落としましょう。シャンプーは皮脂を取り過ぎないよう洗浄力の強すぎるものは避け、手でしっかりと泡立ててから指の腹を使って地肌をマッサージするように洗います。トリートメントは髪に栄養を与えるとともにキューティクルを守ってくれるので、髪全体にしっかりとなじませましょう。時間がある時はホットタオルなどを巻いてしばらくおいてから洗い流すと、より浸透が高まるのでおススメです。
②ドライヤーでキューティクルを整える
ドライヤーをかける際は、タオルドライしたあと、まず毛髪内部の空洞を埋める効果があるトリートメントをつけましょう。それからオイル状のトリートメントをつけてキューティクルを保護します。キューティクルがはがれてしまうと毛髪内部の栄養が失われ、水分を含みやすくなるので、ドライヤーはキューティクルの流れに沿うように、根元から毛先に向かってあてます。根元の髪や地肌を乾かすようにすると、毛先は自然に乾いてきます。
また、髪の形が決まるのは髪が乾ききる瞬間なので、ある程度乾いてきたらブラシで髪を伸ばすように引っ張りながらブローするとよりきれいに仕上がります。最後に冷風を当てて、キューティクルがしっかり閉じるようにすると水分も入り込みにくくなるうえ、つややかな髪に。髪が乾いたらもう一度オイル状のトリートメントをつけると、よりしっかりと保護することができます。
③頭皮ケアを習慣にする
毛髪の形のひずみや、毛髪内部構造の偏りは、生えた後ではなく、毛球で毛母細胞が角化し、毛髪がつくられるところから始まっています。一朝一夕で変化を感じることはできませんが、これから生えてくる毛髪のために、頭皮ケアを習慣化することも、未来のクセ・うねりケアとして重要です。
いかがでしたか?毎日のケアで健康な髪をキープして、梅雨の時期を快適に過ごしましょう。
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