秋の抜け毛予防に「すこやかな頭皮のためのケア」
秋らしい過ごしやすい季節になりましたね。
夏の疲れがでている方も多いのではないでしょうか?
「なんだか抜け毛が増えたかも・・・」
「シャンプーしたのに頭皮のニオイが気になる・・・」
そんな方は、夏の疲れが頭皮にも影響している可能性があります。
今回は、秋の抜け毛を予防するためのケアについてご紹介します。
夏~秋に抜け毛が増えるのはなぜ?
抜け毛の原因の1つは毛包の炎症です。
夏場は、皮脂腺の働きが活発になり皮脂分泌が増えます。特に頭皮には皮脂腺が顔のTゾーンの約2倍と多い部位。皮脂分泌が過剰になると、もともと頭皮にすんでいる皮膚常在菌「マラセチア菌」が皮脂をエサにして異常繁殖しやすくなります。通常マラセチア菌はバクテリアなどから皮膚を守っていますが、増えすぎるとリパーゼ(皮脂分解酵素)を分泌し、皮脂を遊離脂肪酸(炎症物質)に変えて毛穴に炎症を起こします。リパーゼは遊離脂肪酸を分解し、いわゆる「加齢臭」の原因物質である2-ノネナールを生産してニオイを発生させ、さらに毛包を炎症させます。毛穴が炎症すると、毛根の細胞が破壊され、髪が細くなったり、抜けたりする原因となります。
また、汗や皮脂を放置することも、抜け毛につながります。
頭は髪があるため顔や首のように簡単に汗をふき取ることができず、つい放置しがちですが、汗を大量にかいたり、汗をかいてそのまま放置したりすると、約1~2時間で雑菌が増殖してニオイが発生します。また、肌がアルカリ性に傾くため炎症しやすい状態になります。皮脂は時間の経過とともに酸化してシャンプーでは落ちにくくなり、毎日のシャンプーで洗い残した皮脂汚れは、夏の強い紫外線などにより、過酸化脂質に変化します。過酸化脂質が増えると、毛髪の生え変わる周期が乱れ、成長期が短くなり退行期に移行することで、髪が十分成長できず、抜け毛になることが分かっています。
抜け毛を増やさないための3つのポイント
①シャンプーを丁寧におこなう
1日の汚れは、その日のうちに取り除き、汚れを蓄積させないことが大切です。
シャンプー前のすすぎをしっかり行うと大半の汚れを落とすことができます。
頭皮にシャワーをしっかりあてて、指の腹でさするようにしっかりすすぎます。
シャンプー剤は、きめ細かい泡をたてると、汚れが浮き上がりやすくなります。お湯を少しずつふくませながらクリームのような泡をたてて頭皮をしっかり洗いましょう。
ただ、ニオイを気にして、1日に何度もシャンプーをしたり、頭皮に合わない洗浄力が強いシャンプー剤を使ったりすると、頭皮トラブルを引き起こし、ニオイの原因となることがあります。シャンプーは、1日1回夜に行い、ご自身の頭皮の状態にあったシャンプー剤で洗浄しましょう。
②サロンのヘッドスパでメンテナンス
自宅でのシャンプーは、しっかり洗ったつもりでも汚れが残りがちです。
ニオイの元である過酸化脂質や雑菌をしっかり取り除くためには、サロンでのヘッドスパがおすすめです。頭皮や心身の状態は、季節変化などで日々変化していきます。常に健康な状態を維持できるように、1ヶ月に1回程度定期的にサロンでメンテナンスしましょう。
③バランスのよい食事
油っぽい食べ物や糖質、カフェイン類を多く摂取すると、皮脂が増えやすくなります。 過酸化脂質を増やさないためには、これらの食事を控え、抗酸化作用の高いポリフェノールやビタミンB群が含まれている食べ物などを積極的にとるようにし、バランスのよい食事を心がけましょう。
いかがでしたか?
すこやかな頭皮を保つために、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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